たくちゃんぐの詩

趣味で、「たくちゃんぐ 」として、音楽活動してます。こちらでは、作詞の勉強も兼ねて、いろんなテーマで詩を作ってみようかと自由詩みたいな適当な感じで取り組んでます。別途アメブロしてますが、こちらでは、詩集として書き残していこうかと♪

余韻

「余韻」

 

小説を閉じるように
読み終えた恋の余韻
もて余すほどに、つらくなる。

 

知らず、知らずに、僕たちは
しおりを失くしてしまうから
それは、やり直しばかりの恋だった。

 

そのフレーズ見るたびに、君想う。
色褪せない笑顔を、いつまでも。

 

引き合う水面に、戸惑いながら
波の向こう側、憧れよう。

 

ささくれた鱗のように
剥がれた夜を消しながら
確かめるように、
信じ抜くように、窓を開く。

 

愛の行方を、探さない
鳥が、羽ばたき合うように
君の肩を抱き寄せよう

 

愛の行方を、知らない
いつか、暮れてく恋ならば
泣きつくす空を滑らそう

 

水に落ちる波紋のように

君の余韻に手を添えた

 

それは、懐かしくもあり

寂しい揺らぎだった。