たくちゃんぐの詩

趣味で、「たくちゃんぐ 」として、音楽活動してます。こちらでは、作詞の勉強も兼ねて、いろんなテーマで詩を作ってみようかと自由詩みたいな適当な感じで取り組んでます。別途アメブロしてますが、こちらでは、詩集として書き残していこうかと♪

晴天

肩の荷が降りたような天気に引き戻す自分を感じながら かさぶたが取れていくいちばんいい形で残る跡をいつか忘れてしまうくらい隣の笑顔を集めようか ひとつひとつの時間を愛しながら

名も知らぬ花たちよ

生きづらいと感じたならその日は何もしなくていい ただ野花のように息をして陽を浴びて空の向こうを見上げてみて 指先からこぼれてもだれのせいでもないのだから 自然はそれでも生きている 名も知らぬ花たちは 生きるために 生きていく

生命

生きれなくなれば命は終わる それなら命の始まりはどこから? 宿る命と生きる命 生きたかったはずなのに 終わらせたあの日 どんな明日だったのだろうか君との毎日は 愛することがわからない時間が過ぎるがごとく生きていく 終わらせたいと願うのに誰の許しが…

相応

相応って言葉 何を基準に相応とするのかわからないけど 半世紀生きてきて今さら愛をかまえるほどの幼さはなく 明日が眩しくなるような青さもない だからこそ今の自分相応の生き方を肩に引っかけながら 重ねて生きていく

沈黙と秘密

沈黙は時には伝わらず もどかしいものだけど 沈黙がしあわせを生み出すこともある 知らなくていいこともある 忘れていいこともある そのためには ぼくは沈黙を続けよう 心の深淵を覗きそうになる 引きずり出したい時もある それでもぼくは沈黙のまま だから…

人はいつまでも間違えながら生きている だから人は死ぬまで人間なんだよ

鏡の中のキミは いろんな僕を知っている 抱かれた幼子と 愛された日々 あの頃のぼくらは 笑っていた 夢を見て 恋をして 惹かれ合いながら 交ざり会う 鏡の中のキミは 寂しそうな瞳をしてる そうだろうね 大事なはずなのに 消えない傷を与えてばかり 鏡に映っ…

カギ

つぐないきれない傷は いろんな時と場所でキミを痛めるだろう 悔やんでも悔やみきれない 謝り続けても戻せない 優しさじゃなく 与えたのは傷ばかり 前を歩く 背中を見るのは違う気がする 行き先も景色も、異なる場所決して、微塵も交わらない そんな世界なら…

世代

君がこれから歩く道はいろんなことに、溢れてる 知らない世界で、めぐりあい同じ希望をもつ人と優しさを、分けあいながら誰もが通る道を生きていく 君にとっての僕はその先までを、知りすぎて同じ景色を歩けない 同じ時代に生きているただ、君の未来は僕の過…

心のアルバム

当たり前のようにあなたがいて 当たり前のようにあなたがいた この窓から見える季節が 好きだった 部屋を出ていく その日まで空にかけた夢を 心に持ち込んで かき分けるように羽ばたいた僕らの地図は足りてるかな めぐりあえた恋ならば心を映すのが夢ならば …

Story

黄金色が 今日の始まりの合図のように行くべき先へと走らせる 見送る人と、送られる人 大きな荷物に、ありったけを積めこんで歩いたんだ 少しは下ろしてみないか? うつむく背中を風が、持ち上げた気がした 平らな空を渡る羽根の群れ命をつなぐ旅の途中 僕の…

理由

誰か、受け止めてくれないか 心を、深く深く覗き込めば膝をかかえた少年があの日の答えを待っている 誰か、気づいてくれないか 生きることに意味を添えるように自分の言葉に背きながら隣の道を繰り返すのかな 誰か、振り向いてくれないか 人は、いつでも求め…

風の向こう

風を避けるような恋をしてぼくらは空に憧れた 次の世界を約束した日 この世界の終わりが始まった 消えかけの紅を、なぞるキミは 憧れは届かないことを知っていた 人混みに出ていく背中を終わり方を知ってたように僕はただ、座ったまま見送っていた 空へ飛び…

チケット

1人目の僕は、キミのことを想い 2人目の僕は、ふたつの隙間ばかりで 3人目の僕は、キミが好きだった僕だった ふたり分のチケットを握りしめ幾度の季節を、送りあった 小さな風が吹き抜けた時あまりにも幼い隙間に見た夢は・・・ 今はただ、あの日の続きが始…

懐恋

のびた前髪を切った 当たり前のように届いていた空の色が今は、大きく背をのばしてく 同じ時間を解かしながら重ねた手がすれ違う日を ぼくらは、知ってたのかな 時計のすき間覗きこめば哀しいくらいキレイな恋だった

進化

年齢という垣根に 恋や夢を減らして生きてしまいがちだが 恋や夢をすてることにこだわるから、変わることに飽きてしまうし、見失う その垣根を越える時々には自身の心を、恋とか夢に色づけて楽しめばいい 大事なのは、進化を諦めないことだ

心の空に内から見ている月と外から見ている太陽は 今のぼくにどんな灯りを照らすのか 悔やんでも悔やみきれないのに後悔はなくて 今が当たり前なのに消えたくて 大切なのに忘れたくて 幸せなはずが幸せにできなくて 人知れず消えてしまえたらと夢を見る 夜は…

崩壊

取り残されたように いつまでも色褪せない 深く、深く 根をおろした記憶に圧されて ああ、つぶれそうだ 踏んばれ、踏んばれ 洗っても洗っても 心の染みが消えないのは 罪の深さゆえか

それでいい

「それでいい」 重力に、負けた鳥のように 落ちてく恋は、背中越しに待つ 夜明けのようで ただ、ただ、今は、時計の早さに あなたの思い出を見せられている 組み立てながら、昇る階段は 足跡から、崩れていくから 僕らは、新しい朝を歩いていける 君の未来に…

余韻

「余韻」 小説を閉じるように読み終えた恋の余韻もて余すほどに、つらくなる。 知らず、知らずに、僕たちはしおりを失くしてしまうからそれは、やり直しばかりの恋だった。 そのフレーズ見るたびに、君想う。色褪せない笑顔を、いつまでも。 引き合う水面に…

「道」 白い線から落ちぬよう 次を探した、帰り道。 ルールという重さの中で、辿るには、あまりにも細く導くには、一本道で リアルな景色は見えそうもない。 真っ直ぐな円に、ふちどる空星の広さを、映しては小さな光を繋いでる。 踏みはずした跡を、繋ぐ夢…

風船

「風船」 しぼんだり、ふくらんだり繰り返しては、のびていく。 初めは、恐れることなくありったけの「期待」と夢をつめ込んで、吹き込んでいく。 しぼんだり、ふくらんだりを繰り返しながら、ふくらみすぎた「期待」はいつの日か前触れもなく抜けていく。夢…