2020-01-01から1年間の記事一覧
「それでいい」 重力に、負けた鳥のように 落ちてく恋は、背中越しに待つ 夜明けのようで ただ、ただ、今は、時計の早さに あなたの思い出を見せられている 組み立てながら、昇る階段は 足跡から、崩れていくから 僕らは、新しい朝を歩いていける 君の未来に…
「余韻」 小説を閉じるように読み終えた恋の余韻もて余すほどに、つらくなる。 知らず、知らずに、僕たちはしおりを失くしてしまうからそれは、やり直しばかりの恋だった。 そのフレーズ見るたびに、君想う。色褪せない笑顔を、いつまでも。 引き合う水面に…
「道」 白い線から落ちぬよう 次を探した、帰り道。 ルールという重さの中で、辿るには、あまりにも細く導くには、一本道で リアルな景色は見えそうもない。 真っ直ぐな円に、ふちどる空星の広さを、映しては小さな光を繋いでる。 踏みはずした跡を、繋ぐ夢…
「風船」 しぼんだり、ふくらんだり繰り返しては、のびていく。 初めは、恐れることなくありったけの「期待」と夢をつめ込んで、吹き込んでいく。 しぼんだり、ふくらんだりを繰り返しながら、ふくらみすぎた「期待」はいつの日か前触れもなく抜けていく。夢…