2021-02-13 Story 黄金色が 今日の始まりの合図のように行くべき先へと走らせる 見送る人と、送られる人 大きな荷物に、ありったけを積めこんで歩いたんだ 少しは下ろしてみないか? うつむく背中を風が、持ち上げた気がした 平らな空を渡る羽根の群れ命をつなぐ旅の途中 僕の物語は、まだ描き始めたばかりだ