世代
君がこれから歩く道は
いろんなことに、溢れてる
知らない世界で、めぐりあい
同じ希望をもつ人と
優しさを、分けあいながら
誰もが通る道を生きていく
君にとっての僕は
その先までを、知りすぎて
同じ景色を歩けない
同じ時代に生きている
ただ、君の未来は
僕の過去でしかなく
振り返ってみても
そこに君は、生きてはいない
同じ時代を歩けても
僕の過去が、君の未来である限り
同じ希望を分けあえない
僕の未来には、君は間に合わない
それぞれが、同じ時代を歩く
それでいい
心のアルバム
当たり前のように
あなたがいて
当たり前のように
あなたがいた
この窓から見える季節が 好きだった
部屋を出ていく その日まで
空にかけた夢を 心に持ち込んで
かき分けるように羽ばたいた
僕らの地図は足りてるかな
めぐりあえた恋ならば
心を映すのが夢ならば
生きた景色が めくるだろう
Story
黄金色が
今日の始まりの合図のように
行くべき先へと走らせる
見送る人と、送られる人
大きな荷物に、ありったけを
積めこんで歩いたんだ
少しは下ろしてみないか?
うつむく背中を
風が、持ち上げた気がした
平らな空を渡る羽根の群れ
命をつなぐ旅の途中
僕の物語は、まだ描き始めたばかりだ
理由
誰か、受け止めてくれないか
心を、深く深く覗き込めば
膝をかかえた少年が
あの日の答えを待っている
誰か、気づいてくれないか
生きることに意味を添えるように
自分の言葉に背きながら
隣の道を繰り返すのかな
誰か、振り向いてくれないか
人は、いつでも求めてる
大きな光を迎えた日
この手はあなたを探したはず
ぼくらは、いつまでも、いつまでも
掻き分けた毎日に
めぐりあえた恋ならば
心を映すのが夢ならば
それが、僕である理由なんだ
風の向こう
風を避けるような恋をして
ぼくらは空に憧れた
次の世界を約束した日
この世界の終わりが始まった
消えかけの紅を、なぞるキミは
憧れは届かないことを知っていた
人混みに出ていく背中を
終わり方を知ってたように
僕はただ、座ったまま見送っていた
空へ飛び降りた、その羽は
捕まることもなく
フワリフワリと宙を舞う
風の向こうに降りた光を
求めるように
僕らは、昨日を忘れながら
それぞれを生きる